肺炎
肺炎とは
細菌・ウイルスの感染により肺で起こる病気
肺炎とは、細菌やウイルスなどの微生物の感染により肺胞という部位で炎症が起こる疾患です。
通常、空気と一緒に体内に侵入した微生物は人間の体に備わっている防御機能により排除されますが、免疫力が下がっていたり、疲労・ストレスで抵抗力が弱っていたりすると、微生物の感染力に負けて肺炎を引き起こすリスクが高くなります。
ご高齢の方はご注意ください
肺炎は60歳以上から増加傾向にあり、高齢者の死亡原因の上位を占めています。
肺炎はご高齢の方にとってリスクの高い病気で、命に関わることもありますので、川西市の富山医院へご相談いただき、普段から肺炎予防に努めるようにしましょう。市中肺炎の原因菌として最多である肺炎球菌による肺炎は、ワクチンにより予防が可能です。富山医院ではニューモバックスおよびプレベナー13の二種類の肺炎球菌ワクチンの接種が可能です。
肺炎のよくある症状
- 多発する咳
- 黄色で粘りの強い痰が多量に出る
- 呼吸時に「ヒューヒュー」「ゼーゼー」という音がする(喘鳴)
- 高熱
- 食欲低下
- 息苦しい
- 全身倦怠感
など
肺炎の検査
レントゲン検査で肺に異常な影がないか確認
咳、痰、発熱などの典型的な症状があり、肺炎が疑われる場合には、レントゲン検査で肺に異常な影がないか確認します。
肺に影が映し出された場合、肺炎の可能性が高まります。
そのほか、血液検査で炎症状態を確認したり、喀痰検査、血液抗体検査、尿中抗原検査などで肺炎の原因菌を特定したりして、適切な診断と治療に繋げます。
肺炎の治療
原因菌に対する抗菌薬を投与
肺炎の治療では、原因菌に対する抗菌薬の投与が治療の基本となります。
また発熱・食欲不振により脱水症状を起こすこともありますので、水分補給も行います。
さらに肺炎により低酸素状態に陥っている場合には、酸素吸入を行います。