呼吸器疾患専門サイト 監修:富山医院

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ドクターズインタビュー

2020年11月より、父(富山要介前院長)から40年の歴史を持つ富山医院を受け継いだ富山憲一(とみやま けんいち)院長。
前職の済生会兵庫県病院で呼吸器診療を立ち上げ、診療科長として初診・診断・手術・術後の化学療法まですべて手掛けるなどトータルな診療を10年続けた後、1つの節目を迎えて富山医院の院長に就任。
そんな富山憲一院長に院長就任までの経緯、医院の特徴、そして地域の患者様への思いなどをお聞きしました。

「呼吸器専門医として、何かできることがあるはず」
そんな思いを胸に2020年11月に院長に就任

富山医院の院長に
就任された時期は?

富山医院の院長に就任された時期は?

父(富山要介前院長)から40年の歴史を持つ富山医院を受け継ぎ、院長に就任したのは2020年11月ですが、その前から5年以上、前職の済生会兵庫県病院で勤務しながら週1回だけ父の負担を軽減するため、診療を手伝っておりました。

済生会兵庫県病院で10年以上、呼吸器診療の責任者を務め、自分自身で納得のいく仕事ができたと感じ、さらに2020年は医師歴25年でしたので、そういった節目の年を迎えて富山医院の院長に就任するに至りました。

医師になった時から
医院を継ぐつもりでしたか?

医師として働き始めた時はあまり考えておらず、診療科目にしても将来の承継を見据えて決めたというわけではなく、あくまで自分が興味を持ちやりたいと思った科目を選びました。

ただ、週1回、富山医院の診療を手伝う中で、父の診療スタイルに共感できる部分が多々あったこと、そして長年通い続けていただいている患者様のために、自分も何かして差し上げたいという思いが芽生え、医院を受け継ぐことを意識するようになりました。

また5年以上、診療を手伝う中で「自分だったらこういうことができる」と新しい課題を実感できるようになったのも、承継に向けて動き始めた1つのきっかけではあります。

具体的に、
どのようなことができると
実感したのでしょうか?

1つは消化器や循環器などの専門医と比べて、近隣に呼吸器の専門医が不足していたこと。
呼吸器疾患のバリエーションは広く、高齢化とともに増え続けていますが、呼吸器専門医の数は消化器・循環器と比べて圧倒的に少なく、そうした状況の中、「何かできることがあるのではないか?」という思いがありました。

また前職の済生会兵庫県病院で呼吸器診療を立ち上げ、呼吸器外科の診療科長を務めたのですが、そこでは私の専門である外科的なことだけでなく、内科的なことも全部手掛けなければいけない状況で、呼吸器の内科的な診療を実地でたくさん学ぶことができました。
初診から診断、そして手術、術後の化学療法まで自分が手掛けるという立場にあり、そこで呼吸器内科をしっかりと勉強することができましたし、ある意味、それまで外科中心の自分には見えていなかった呼吸器の奥深さみたいなものも感じることができました。
そうして得た知識・経験を、富山医院でも活かしていけるだろうという思いは、週1回、診療を手伝う中で感じておりました。

多種多様な呼吸器疾患に対する引き出しの多さ
豊富な知識・経験を基に適切な診断・治療へ繋げる専門性

長引く咳などの症状がある時、
呼吸器内科を受診するメリットは?

長引く咳などの症状がある時、呼吸器内科を受診するメリットは?

風邪にともなう咳であれば、内科を受診しても治療にそこまで大きな違いはないと思います。
ですが、そうでない場合、例えば咳が2ヶ月以上続くような場合には、多種多様な呼吸器疾患が隠れている可能性がありますので、やはり呼吸器内科の受診、そして呼吸器専門医へのご相談をおすすめします。

呼吸器専門医ならではの
診療の特徴は?

呼吸器は外界と繋がっている内臓で、そういう臓器はどこでもそうなのですが感染症のリスクにさらされることになります。
また長年煙草の煙などを含む微粒子に曝露されると、悪性腫瘍(がん)が生じる場合がありますし、さらにアレルギー性の因子を吸引することでアレルギー症状が起こることもあります。

このように様々な疾患が起こり得る場所であり、かつその原因となるものは、例えば病原体にしても多種多様で、そういう意味では単一の臓器でありながら、とても病気の種類が多いところなのです。
なので様々な症状や画像検査上の異常などを見つけた際、それがどういう病気によるものなのかを鑑別するには、非常に豊富な知識・経験が必要になります。
それが可能なのが専門医であり、適切な診断・治療に繋げられるのが専門医の診療の特徴と言えます。

バリエーションの広い
疾患に対して、
“引き出しが多い”
ということでしょうか?

そうとも言えます。
前職の病院でトータルに呼吸器の診療をしていましたので、その経験は今の診療に活きていると感じています。
重篤な疾患や希少な疾患などを念頭に置いたうえで、患者様を診察できるのが専門医というものです。
日常的な症状の患者を診る際も、そうした重篤な疾患の可能性を視野に入れておくことは大事で、「もしかしたら…」と想定できる知識の引き出しを持っているかどうかが適切に診断するうえで非常に重要となります。

患者様のことを常に第一に考えて
納得していただける説明と治療を

普段の診療ではどんなことを
大切にされていますか?

普段の診療ではどんなことを大切にされていますか?

初診の患者様には特にそうなのですが、生活習慣が喘息などの1つのトリガーになることが多いので、普段の生活での変化、些細に思われることもできるだけ詳細に確認するようにしています。

あと、病院勤務時代に重篤な疾患の患者様へ命に関わる治療を行い続けていましたので、安心・納得していただける説明は大切にしています。
日常的な疾患を診療する際も、同様に安心・納得できる説明を心がけています。

最後に、
院長がお考えになる
富山医院の“コンセプト”は?

患者様のことを常に第一に考えて、納得していただける説明と治療を行うことです。
前職の病院で身につけたスタイルを今も持ち続けて、地域にお住まいの方々に安心してもらえる診療をご提供したいと思っています。

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